幕末・明治の写真と絵葉書 イマジンネット画廊ブログ

古写真と絵葉書を通して、古き良き日本の生活を紹介していきます。

明治の横浜 人力車に乗る外国人

外国人居留地があった明治の横浜では多くの外国人写真が残っています。
本日は人力車に乗った外国人写真をご紹介致します。
人力車 横浜宣教師
人力車に乗る宣教師(写真の詳細) 

スポンサーサイト

明治時代のイケメン 新聞売りの小政

江戸時代のイケメン新聞売りの小政
(写真の詳細)

"横浜の新聞売り/イケメンの小政
江戸商売図会にある町飛脚の荷物箱を担いだこの男は、横浜の若い女性の間で人気を博した新聞売り小政。江戸の町飛脚の多くは車夫に転向した。新聞売りの男が一部にそのファッションを取り入れた背景に興味をそそられる。男は刺子の長半纏を羽織っていなせな雰囲気を漂わせ、若者のおしゃれ心を発揮している。よく顔を見てみると、鼻筋の通った男前、今流のイケメンが若い女性にキャッキャと騒がれるのはいつの時代も変らぬことなのか、このいでたちの小政が街中を闊歩している場面を何となく想像してみた。明治初期。"


新聞小政こと安藤政次郎は明治時代横浜で評判の新聞売りで、
現代では新聞売り、新聞配達が人気と聞くと何やら不思議な心地ですが、
整った顔立ちと人目を引く派手な出で立ちの写真を見ると納得がいく気が致します。
歌舞伎役者が新聞小政を演じたり、写真や錦絵が人気を博したそうです。
後に安藤動物園を開くなどなかなか面白い人生を歩んだ人物のようですね。

安藤政次郎 新聞小政
(写真の詳細)


横浜開港資料館「新聞小政と動物園」
横浜開港150周年記念[新聞小政]Tシャツ Tシャツを作っている方がいらっしゃいました!面白いですね


ポーツマス講和会議/米国の花電車

ポーツマス講和会議・米国の花電車

”1905年8月8日。日露戦争の講和会議が米国の仲介により開かれることになり、米国のポーツマス市が選ばれた。
両国の全権大使が同市に到着すると、パレードが行われ市民による歓迎が絶頂に達して、祝砲が鳴った。
今回の写真はその時の様子が伺えるポーツマス市の花電車である。講和会議は1ヵ月の交渉を経て、調印がなされたが、国民が求めた賠償金は得られなかった。
戦争による大増税・不況風が社会全体を覆う中、講和条件に対して不満を持つ市民が日比谷公園に集まると、市民は暴動化して焼き討ち事件に発展する。”(今月の一枚)

芝離宮にてウィリアム・タフトとアリス・ルーズベルト

日露戦争の只中であった明治38年(1905年)5月28日、日本海(対馬沖海戦)にて日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を破りました。
これに後押しされる形で高平小五郎 駐米公使はアメリカ合衆国大統領 セオドア・ルーズベルトに面会し、日露両国間の講和を斡旋するよう求めます。

余力を残し更なる軍備増強を図るロシアに対し、日本の軍事力と財政力は限界に達していました。
そのことを十分に認識していなかった日本国民は7月8日講和会議に向かう主席特命全権大使 小村壽太郎を、戦勝気分や賠償金の期待に浮かれ大歓声で見送りました。
果たしてポーツマス講和条約締結9月5日、賠償金を放棄した小村外交を弾劾する民衆が暴動を起こし、日比谷焼き討ち事件が起こることになります。
群集の怒りは講和を斡旋したアメリカにも向くことになるのですが…。

今日ご紹介するのは、条約締結前、フィリピン訪問の途中訪日し、桂・タフト協定を結んだ陸軍長官ウィリアム・タフト率いるフィリピン訪問団一行及び日本接待員の写真です。

ウィリアム・タフトとアリス・ルーズベルト

"芝離宮における佳賓及び接待員"
(後列左より)大尉ケルレー氏 松平式部官 大尉トムソン氏 長崎省吾宮中顧問官 陸軍卿タフト氏 寺島伯 少将ブリッス氏 大差エドワーズ氏 中佐イリー氏
(前列左より)マックミラン嬢 長崎宮中顧問官婦人 アリス・ロングワース・ルーズベルト嬢 寺島伯爵夫人 ボールトマン嬢

7月25日新橋駅に到着した一行は小村外相を送り出した時と同じく熱狂した民衆に大歓迎を受け、アリスは米大使館に、タフト以下訪問団は芝離宮に宿泊しています。
天皇に謁見した後、タフトは内閣総理大臣兼外務大臣であった桂太郎と桂・タフト協定を結びました。

ウィリアム・タフトとアリス・ルーズベルト拡大

下段左、堂々としたタフト氏の前に座っている白人女性が合衆国大統領ルーズベルトの娘のアリスです。
彼女が愛したことから、淡い灰色が買った水色がアリスブルーと命名されました。
美しく聡明でファッショナブルな彼女はアメリカ国民に非常に愛されたそうです。
下段右、寺島伯爵夫人の華族らしい冷たそうな美貌も印象的です。


7月末に米使節団を歓迎した日本国民も9月はじめにはアメリカ大使館を襲撃することになり、そう思うと戦時中の微妙な国々の関係を感じる一枚ですね。