上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
明治、米国の船乗りだったカール・ルイスは写真館の多く建ち並ぶ横浜に居を構え、横浜に寄港した船乗りたちなど海外向けに絵葉書ビジネスを始めた。日本の郵便制度は明治4年に確立され、明治37年に始まる日露戦争により日本の絵葉書ブームは最高潮となる。遠い未知の国、日本の様子を伝えるルイスの絵葉書は欧米では人気があったようだ。

最後の写真以外は全てカール・ルイスによる撮影である。上から香港上海銀行、露清銀行、スタンダードチャータード銀行、路上風景(いずれも横浜)。5枚目はルイスによる手彩色。最後の写真はルイスのものではないが、横浜の銀行繋がりで掲載しておく(正金銀行)。

(写真の詳細)




(写真の詳細)
ルイスが絵葉書を製作した期間はそう長くは無いが、当サイト掲載の写真もルイス撮影のものは数多い。日本の風景を愛したルイスは、第二次世界大戦で日米関係が悪化する中でも日本を動かず、自宅監禁の中この世を去った。(S)
スポンサーサイト